バラ目 chevron_right バラ科 chevron_right ナナカマド属 chevron_right ウラジロナナカマド
ウラジロナナカマド
Sorbus matsumurana

 日本固有種で、本州の中部以北および北海道の亜高山から高山帯に生育しています。樹高は1〜2mで、横に広がった樹形になりやすいです。葉は4〜6対の小葉を持つ奇数羽状複葉。その小葉は長さ4〜6cmの楕円形で、半分より先に鋸歯があり元側は全縁です。葉には光沢がなく裏側は白っぽくなっていて、これがその名の由来と言われています。6〜8月、散房花序の白い花を咲かせます。果実は楕円形で9〜10月に赤く熟します。[1][2][3]

 山地に生育する同属には、本種と同じ地域にタカネナナカマド、福島・新潟以西の本州、四国、九州の山地にナンキンナナカマド、本州中部の亜高山帯にサビバナナカマドが生育しています。タカネナナカマド以外は日本固有種です。ウラジロナナカマドで有名なのはその紅葉です。赤く染まった葉に彩られる山々は見事なものです。[4]

参考文献
  1. 清水建美(2002)『高山に咲く花』山と溪谷社
  2. 梅沢俊(2009)『北海道の高山植物(新版)』北海道新聞社
  3. 茂木透ら(2006)『樹に咲く花―離弁花(1)(第4版)』山と溪谷社
  4. 加藤雅啓ら(2011)『日本の固有植物』東海大学出版会

Gallery

zoom_in

樹形

大雪山系 赤岳東平(July 13, 2013)

樹高は1〜2mで、横に広がった樹形になりやすいです。

zoom_in

樹形

大雪山系 北海岳稜線(July 12, 2015)

zoom_in

大雪山系 赤岳東平(July 13, 2013)

葉は4〜6対の小葉を持つ奇数羽状複葉です。

zoom_in

大雪山系 赤岳東平(July 13, 2013)

6〜8月に散房花序の白い花を咲かせます。

zoom_in

大雪山系 北海岳稜線(Aug. 19, 2017)

zoom_in

果実

大雪山系 赤石川(Sep. 10, 2017)

果実は楕円形で9〜10月に赤く熟します。

zoom_in

果実

大雪山系 奥に北鎮岳(Aug. 19, 2017)

zoom_in

樹皮

大雪山系 赤岳 第二花園(June 21, 2018)

zoom_in

紅葉

大雪山系 バショウ沼(Oct. 7, 2012)

赤く染まった葉に彩られる山々は見事なものです。

zoom_in

紅葉

大雪山系 赤石川(Sep. 10, 2017)

zoom_in

紅葉

大雪山系 赤岳東平(Sep. 10, 2017)

Property
分 類
和名 ウラジロナナカマド(裏白七竈)
学名 Sorbus matsumurana
バラ目(Rosales)
バラ科(Rosaceae)
ナナカマド属(Sorbus)
分布 日本
国内 北海道、本州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 羽状複葉(奇数)
葉序 互生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
Search
Family