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あこうぼく【亜高木】一般的に樹高が3〜8mで主幹が明瞭な樹木。[右写真:クロミサンザシ]主幹が明瞭だか、背が低い[同] しょうこうぼく【小高木】[英] subarbor
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あしゅ【亜種】種の下位、かつ変種の上位に位置づけられる分類群で、同種と地理的に隔離されているため交雑しないもの。集団の中で起きた形態や色などの変異があり、その変異が子孫に引き継がれていくもの。学名では"subsp."または"ssp."と省略される。[右写真:エゾイタヤ]広義のイタヤカエデ(Acer pictum)の亜種であるアカイタヤ(Acer pictum subsp. mayrii)。[英] subspecies
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いんが【隠芽】冬芽が表出せずに隆起した組織の中にかくれているもの。[右写真:サルナシの隠芽]突起状のふくらみに冬芽が隠れている。[英] concealed bud
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えんしんせいかじょ【遠心性花序】花序の分類で、頂花から咲き始めて花序の元に向かって咲き進む花序のこと。[右写真:マユミの花序]頂花は咲いているが側花はまだつぼみ。[同] ゆうげんかじょ【有限花序】[反] きゅうしんせいかじょ【求心性花序】[英] centrifugal inflorescence
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かが/はなめ【花芽】1個以上の花を付けるシュートとなる芽。[右写真:アブラチャンの花芽]球形の花芽が対生で並んでいる。[英] flower bud / floral bud
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かかん【花冠】花弁(花びら)の集まりで、花びらが5枚の花であればその5枚の集まり。[右写真:ウグイスカグラの花冠]花弁が合着した合弁花である。[英] corolla
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がくとう【萼筒】複数の萼片が合着して筒状または皿状になった部分[右写真:チョウジザクラの萼筒]花弁の下に筒状になった萼筒がある。[英] calyx tube
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かしゅひ/かりしゅひ【仮種皮】種衣とも呼ばれ、花の珠柄または胎座が発達して種子を覆ったもので種皮のように見える。[右写真:アケビの仮種皮]黒い種の回りに付着している半透明の可食部が仮種皮。[英] aril / arillus
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かじょ【花序】茎から出た花の配列や付き方、または花が付いた茎ひとかたまり。[右写真:ウワミズザクラの花序]総状花序。[英] inflorescence
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かばん【花盤】雌しべの基部にあって花蜜を分泌する厚みのある器官。[右写真:ツリバナの花盤]五角形似の部分が花盤で、異様に発達している。[英] disc / disk
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かひ【果皮】果実のうち種子を覆っている部分のことで、花の子房壁が成熟したもの。[右写真:ハクウンボクの果皮]果皮が割れて褐色の種子が見える。[英] pericarp / fruit coat
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かぶだち【株立ち】根元から複数の茎が立ち上がって生えている状態。[右写真:ヒュウガミズキの株立ち]根本から多数の幹が出ている。[同] そうせい【叢生】[英] 不明
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かへい【花柄】1つの花を支える柄。[右写真:タカネザクラの花柄][英] pedicel
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かりおしべ【仮雄しべ】形は残っているが退化して花粉を作らなくなった雄しべで、雌雄異株の花によく見られる。[右写真:ナニワズの仮雄しべ]雄しべが退化して、やせ細っているのがわかる。[同] かゆうずい【仮雄ずい】、かせいおしべ【化生雄しべ】、かせいゆうずい【化生雄ずい】[英] staminode / staminodium
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がりん【芽鱗】冬芽を保護するように覆っている鱗状の葉。[右写真:ミズナラの芽鱗]何枚も芽鱗が重なっている。[英] bud scale
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ぎこうざんたい【偽高山帯】日本海側の多雪地帯において、通常はオオシラビソなどからなる針葉樹林が広がるべき亜高山帯だが、多雪と強風の影響で針葉樹が育たず、低木の落葉樹やササが自生している見かけ上の高山帯のこと。高山帯よりも低い標高でありながら高山植物が多く見られる。[右写真:秋田駒ヶ岳]標高1,400m前後に高山植物帯がある。[英] pseudo-alpine zone
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きゅうしんせいかじょ【求心性花序】花序の分類で、下から咲き始めて先へと咲き進み最後に頂花が咲く花序で、無限花序とも呼ぶ。[右写真:ナツハゼの花序]頂花はまだつぼみで、花序の基部側にある花はすでに散り始めている。[同] むげんかじょ【無限花序】[反] えんしんせいかじょ【遠心性花序】[英] centripetal inflorescence
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きょうぼく【喬木】一般的に樹高が8m以上で主幹が明瞭な樹木を意味する高木の旧称。[右写真:冬のケショウヤナギ]主幹が明瞭でかなりの樹高がある[同] こうぼく【高木】[英] arbor / tree
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きょし【鋸歯】ぎざぎざになった葉縁。[右写真:ケヤマハンノキの鋸歯]葉の周囲がぎざぎさになっている。[英] serration / teeth
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こうぼく【高木】一般的に樹高が8m以上で主幹が明瞭な樹木。[右写真:冬のケショウヤナギ]主幹が明瞭でかなりの樹高がある[同] きょうぼく【喬木】[英] arbor / tree
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さいみゃく【細脈】主脈や側脈よりも細かい葉脈。[右写真:ウラシマツツジの葉の裏から見た細脈]主脈と側脈の間をつなぐように細脈が走っているのがわかる。[英] veinlet
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さくか【朔果】複数の心皮と複数の種子を持ち、乾燥した果皮が裂開して種子を放出する果実。[右写真:アブラツツジの果実]乾燥した果皮の中に複数の心皮と複数の種子が見える。[英] capsule
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じかふわごうせい【自家不和合性】雌雄同株の種において自身の花粉とは交配せず他個体の花粉と交配する仕組みで、遺伝子的多様性を保つことに役立っている。[右写真:クロビイタヤの花序]雄花と雄しべの退化した雌花が1つの花序に付き、先に雄花が咲く。雌花は開花しているが、隣の雄花は咲き終わって閉じている。カエデは開花時期をずらして自家受粉を防いでいる。[英] self-incompatibility
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じゅこう【樹高】樹木の高さのこと。生長できる樹高に応じて便宜的に以下のように区分けされる。[右写真:小高木のオオバヤシャブシ]
高木:一般的に樹高が8m以上で主幹が明瞭
小高木:一般的に樹高が3〜8mで主幹が明瞭
低木:一般的に樹高が0.3〜3mで主幹が不明瞭
半低木:樹高や主幹の明確さは低木と同じだが、茎の下半分または根際近くだけが木質化する
小低木:一般的に0.3m以下で地表近くに生え主幹が不明瞭[英] tree height
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しゅみゃく【主脈】葉または小葉などの中央を通っている最も太い葉脈。[右写真:エゾノコリンゴの葉裏]葉の中心に隆起した主脈が走っている。[英] main vein
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しょうこうぼく【小高木】一般的に樹高が3〜8mで主幹が明瞭な樹木。[右写真:クロミサンザシ]主幹が明瞭だか、背が低い[同] あこうぼく【亜高木】[英] subarbor
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しょうよう【小葉】葉身が完全に分裂した複葉にあるそれぞれの葉身。[右写真:サンショウの小葉]奇数羽状複葉の小葉が19枚ある。[英] leaflet
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せいじょうもう【星状毛】星の形のように1か所から放射状に伸びた毛。[右写真:オオバボダイジュの葉表]放射状に伸びた星状毛が見える。なお、オオバボダイジュの葉裏は星状毛がびっしりと生えている。[英] stellate hair
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ぜんえん【全縁】ぎざぎざでない葉縁。[右写真:コクサギの葉]葉身の縁に鋸歯がない。[英] entire margin
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せんたい【腺体】突起など塊になっている分泌物や排泄物が蓄積してたもの。点状になっているものは腺点と呼ぶこともある。[右写真:アブラチャンの雌花]仮雄しべのうち内側にある花糸3本のそれぞれ両側に黄色い腺体が見える。[同] せんてん【腺点】[英] glandular spot
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せんてん【腺点】分泌物や排泄物が蓄積している点状のもの。突起など塊になっているものを腺体と呼ぶこともある。[右写真:ヤブコウジの花弁]茶色をした腺点が見える。[同] せんたい【腺体】[英] glandular spot
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そうか【痩果】種子そのもののように見えるが、1心皮の中に1つの種子が入っている果実。[右写真:シロヤマブキの果実]黒い種子に見えるが、表面は心皮でその中に種子がある。[英] achene / akene
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そうしょくか【装飾花】花序の周囲にあって大きく目立ち、雌しべと雄しべが退化し、花や萼が変化した花(萼が変化:ガクアジサイ、花が変化:オオカメノキ)。[右写真:オオカメノキの花]周囲にある大きい花が雌しべも雄しべも退化した装飾花で、中央側の小さな花が両性花。[英] ornamental flower
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そうせい【叢生】地下茎などから群がって茎を出すもの。[右写真:アイヅシモツケの樹形]地面から複数の茎が出ているのがわかる。[同] かぶだち【株立ち】[英] tufted / caespitose / cespitose
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そくか【側花】花序の先端に咲く花以外の花。[右写真:ウリハダカエデの花序]一番先端以外の花がすべて側花。[反] ちょうか【頂花】[英] lateral flower
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そくみゃく【側脈】主脈から直接枝分かれしている葉脈。[右写真:ミヤマザクラの葉裏]主脈から左右に複数本の側脈が出ているのがわかる。[英] lateral vein
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たかじゅふん【他家受粉】異なる個体に付く花との間で行われる受粉。[右写真:ケショウヤナギの開花期]ケショウヤナギは雌雄異株で、黄色の高木が雄株、淡緑の高木が雌株。[反] じかじゅふん【自家受粉】[英] cross pollination
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ちじょうけい【地上茎】地面から上にある茎の総称。[右写真:ベニバナイチゴの茎]地上茎が何本も地面から出ている。[英] aerial stem / epigeal stem
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ちゅうとう【柱頭】雌しべの表面部分をいい、花粉を受け取る部分。[右写真:ムラサキヤシオツツジの柱頭]雌しべの先端にある薄緑色の部分。[英] stigma
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ちょうか【頂花】花序の先端に咲く花。[右写真:ウリハダカエデの花序]一番先端の花が頂花。[反] そくか【側花】[英] terminal flower
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はんらくようじゅ【半落葉樹】越冬の際に一部の葉が常緑樹の葉のように生き残る樹。[右写真:早春のエゾムラサキツツジ]冬芽の周りに冬を越した変色した葉がある。[英] hemideciduous tree
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ひもく【皮目】空気の出入り口として幹や枝に形成される組織。[右写真:ミヤマハンノキの枝]横長で白い皮目が目立つ。[英] lenticel
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へんしゅ【変種】基本種とは少なくとも2〜3の形態が異なり、交雑は可能だが自生地が重ならないため交雑が起きにくくなっているとして分類されるもの。学名では"var."と省略される。[右写真:キタコブシの花]基本種であるコブシ(Magnolia kobus)の北方型であるキタコブシ(Magnolia kobus var. borealis)。[英] variety
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ほうがし / ぼうがし【萌芽枝】幹の根元近くや地上近くの根部分より発生する茎で、主幹が伐採などによって除去されると発生しやすい。[右写真:カツラの巨木]もともと主幹があった中心部が枯れ、その周囲の萌芽枝が生長して、それぞれが立派な幹になっている。[英] coppice shoot
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みつせん【蜜腺】被子植物で蜜を分泌する器官あるいは組織で、花部、托葉、葉柄などに生じる。[右写真:シウリザクラの葉柄]葉柄の上にある突起が蜜腺で、それぞれ左右に1つある。[英] nectary
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みゃくえき【脈腋】葉の主脈から側脈が出る分かれ目。[右写真:シナノキの葉裏]脈腋に毛が生えている。この毛を毛叢(もうそう)と呼ぶ。[英] axilla
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むげんかじょ【無限花序】花序の分類で、下から咲き始めて先へと咲き進み最後に頂花が咲く花序。[右写真:ナツハゼの花序]頂花はまだつぼみで、花序の基部側にある花はすでに散り始めている。[同] きゅうしんせいかじょ【求心性花序】[反] ゆうげんかじょ【有限花序】[英] indefinite inflorescence
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むりんが【無鱗芽】冬芽のうち、それを保護する芽鱗を持たないもの。[右写真:ムラサキシキブの冬芽]色が茶色のため鱗芽のようにも見えるが、表面は葉そのもの。[同] らが【裸芽】/ らしゅつが【裸出芽】[反] ゆうりんが【有鱗芽】[英] naked bud
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もうそう【毛叢】脈腋(みゃくえき)にある毛の集まり。[右写真:][右写真:シナノキの葉裏]脈腋に毛叢がある。[英] trichome
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やく【葯】雄しべの一部で、花粉を生成し収納する部分。[右写真:ドクウツギの雄花]花糸の先端に約が付いているのがわかる。[英] anther
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ゆうげんかじょ【有限花序】花序の分類で、頂花から咲き始めて元に向かって咲き進む花序。[右写真:マユミの花序]頂花は咲いているが側花はまだつぼみ。[同] えんしんせいかじょ【遠心性花序】[反] むげんかじょ【無限花序】[英] definite inflorescence
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ゆうりんが【有鱗芽】冬芽のうち、それを保護する芽鱗を持つもの。[右写真:ミズナラの冬芽]何枚もの芽鱗に覆われている。[同] りんが【鱗芽】[反] むりんが【無鱗芽】[英] scaled bud
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ゆてん【油点】細胞間や細胞内に油滴がたまった半透明の点。[右写真:サンショウの油点]鋸歯の凹みに半透明の油点がある。[同] ゆほう【油胞】[英] pellucid dot
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ゆほう【油胞】細胞間や細胞内に油滴がたまった半透明の点。[右写真:サンショウの油胞]鋸歯の凹みに半透明の油胞がある。[同] ゆてん【油点】[英] pellucid dot
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ようえき【葉腋】茎における葉の付け根。[右写真:オオバヤナギの葉腋]葉腋に托葉がある。[英] axil
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ようえん【葉縁】葉の周囲(縁)。[右写真:ホオノキの葉]ホオノキの葉は大きいので葉縁も長い。[英] leaf margin
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ようじょうせい【葉上生】葉の上に花や不定芽をつける性質。[右写真:ハナイカダの雄花]茎における葉の付け根である葉腋(ようえき)から花芽がでていたものが、葉と花序が分離せずに合着して一緒に生長することで葉の上に花が咲くようになった。[英] epiphylly
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ようじょ【葉序】葉の付き方。[右写真:キンギンボクの枝]左右に1枚づつ葉が付いており、この付き方を対生と呼ぶ。[英] phyllotaxis / phyllotaxy / leaf arrengement
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ようしん【葉身】葉の本体。[右写真:ハウチワカエデの葉]葉柄以外の葉全体が葉身。[英] lamina / blade / leaf blade
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ようちん【葉枕】葉柄の基部、もしくは葉の基部にある枝の組織が肥大化したもの。[右写真:サルナシの葉沈]この膨らみに冬芽が隠れている。[英] pulvinus / leaf cushion
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ようへい【葉柄】葉と枝の間にある茎。[右写真:アオダモの葉]アオダモは奇数羽状複葉であるため、この5枚の葉を付けている中央の枝様が葉柄である。[英] petiole / leaf stalk
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ようみゃく【葉脈】葉にある脈のことで、水や養分の通り道になっている。[右写真:シウリザクラの葉]中央に主脈、主脈から側脈が、また細脈もあるのがわかる。[英] vein / nerve
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よくか【翼果】果皮の一部が伸びて平らな翼状に発達した果実。[右写真:ヤチダモの翼果]上が翼果でその中に下の種子が入っている。[英]
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らが【裸芽】冬芽のうち、それを保護する芽鱗を持たないもの。[右写真:ムラサキシキブの冬芽]色が茶色のため鱗芽のようにも見えるが、表面は葉そのもの。[同] むりんが【無鱗芽】/ らしゅつが【裸出芽】[反] りんが【鱗芽】[英] naked bud
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らしゅつが【裸出芽】冬芽のうち、それを保護する芽鱗を持たないもの。[右写真:ムラサキシキブの冬芽]色が茶色のため鱗芽のようにも見えるが、表面は葉そのもの。[同] らが【裸芽】/ むりんが【無鱗芽】[英] naked bud
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りんが【鱗芽】冬芽のうち、それを保護する芽鱗を持つもの。[右写真:ミズナラの冬芽]何枚もの芽鱗に覆われている。[同] ゆうりんが【有鱗芽】[反] らが【裸芽】[英] scaled bud
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れっかいか【裂開果】成熟すると特定の場所が裂けて中の種子等を放出する果実。[右写真:フジの果実]裂開果の一種である豆果で、縦に裂ける。[英] dehiscent fruit