バラ目 chevron_right バラ科 chevron_right バラ属 chevron_right ハマナス
ハマナス
Rosa rugosa

 国内では北海道と本州の海岸の砂地に生えています。本州では日本海側だと島根県まで、太平洋側は茨城県までですが、北海道では砂浜で普通に見ることができます。株立ちして高さ1mを超えるまでになり、地下茎を伸ばして繁殖します。[1]

 葉は奇数羽状複葉で小葉が7〜9枚あります。小葉の長さは2〜3cmの卵形または楕円形で先端が丸まっており、裏側は軟毛に覆われています。葉縁には鈍い鋸歯があって葉脈は凹んでいます。枝には刺が多く出ています。6~8月に2〜3cmの花弁を持つ赤〜赤紫色の花が咲き、強い芳香があります。果実は平べったい球形になって8〜9月に赤く熟します。

豊富なビタミンC

 ハマナスの果実はビタミンCを多く含み、甘酸っぱく生で食べる事ができ、ジャムにもされます。花は香水の原料に、さらに花と果実はハーブティーにも使われます。樹皮や根は茶褐色の染料となります。染織り物である秋田八丈はハマナスを用いた暗い茶褐色の草木染めです。[2]

参考文献
  1. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(1)(第4版)』山と溪谷社
  2. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房

Gallery

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樹形

小石川植物園(Apr. 29, 2011)

北海道から本州では日本海側が島根県まで、太平洋側が茨城県まで自生しています。

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小石川植物園(Apr. 29, 2011)

葉は奇数羽状複葉で小葉が7〜9枚あります。葉の裏は軟毛に覆われています。

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サロマ湖(July 7, 2012)

6~8月に2〜3cmの花弁を持つ赤〜赤紫色の花が咲きます。花は強い芳香があります。

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小石川植物園(Apr. 29, 2011)

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果実

小石川植物園(June 26, 2011)

果実は平べったい球形になって8〜9月に赤く熟します。ビタミンCを多く含み、ジャムやハーでティーなどに利用されます。

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樹皮

小石川植物園(Apr. 29, 2011)

枝には刺が多く出ています。

Property
分 類
和名 ハマナス(浜茄子)
別名 ハマナシ
学名 Rosa rugosa
バラ目(Rosales)
バラ科(Rosaceae)
バラ属(Rosa)
分布 日本、朝鮮半島、中国、ロシア(沿海地方)
国内 北海道、本州
用途 食用(果実)、香水、染料
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 羽状複葉(奇数)
葉序 互生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
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