北海道から九州までの山地に自生しています。
アクシバ
Vaccinium japonicum
北海道から九州までの山地に自生しています。樹高は高い物で1mほどで枝は横に広がります。樹皮は灰黒褐色で細かく裂けています。薄緑色の若い枝は平たくて稜のあることが多いです。また、葉の出る位置を起点に左右へと向きを変えながら伸びていくことも特徴です。葉身は2〜8cmで葉柄はほとんどありません。細かい鋸歯があって、裏は網状の細脈が目立ちます。細長い花柄を葉脈から出し6〜7月に咲く花は特徴的な形をしています。開花すると、深く裂けた花冠の桃色をした裂片4枚がくるりと巻きながら1周以上そり返り、雄しべと雌しべが外に突き出ます。雄しべは8本ありますが、うち4本は退化しています。雄しべの葯は細長く上半分が黄金色、下半分が赤褐色をしています。花柱は白色です。8〜10月に熟す赤い果実は直径が10mmに満たしませんが、薄甘い味で食べることができます。[1][2]
コケモモの仲間
シャンシャンボ(Vaccinium bracteatum)、コケモモ(Vaccinium vitis-idaea)、クロマメノキ(Vaccinium uliginosum)、オオミツルコケモモ(Vaccinium microcarpum)とアクシバが単系統群に位置していることが葉緑体ゲノムを用いた系統解析で改めてわかりました。シャシャンボは樹高が10mになる個体もある小高木に分類される常緑の樹種ですし、他の種も花の形状がかなり違うので、近しい仲間と言われてもピンとこない感じです。[3]
Gallery
枝は葉の出る位置を起点に左右へと向きを変えます。
葉身は2〜8cmで葉柄はほとんどありません。
裏は網状の細脈が目立ちます。
枝は平たくて稜のあることが多いです。
裂片4枚がくるりと巻きながら1周以上そり返ります。
雄しべの葯は細長く上半分が黄金色、下半分が赤褐色をしています。
8〜10月に熟す赤い果実は薄甘い味で食べることができます。
樹皮は灰黒褐色で細かく裂けています。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | アクシバ(灰汁柴) |
| 学名 | Vaccinium japonicum (Syn. Vaccinium erythrocarpum subsp. japonicum) (Syn. Hugeria japonica) |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | スノキ属(Vaccinium) |
| 分布 | 日本、朝鮮半島、サハリン |
| 国内 | 北海道、本州、四国、九州 |
| 用途 | 食用(果実) |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | 低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 鋸歯 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |