中部地方より北の本州、亜高山帯に自生している日本固有種です。
ハリガネカズラ
Gaultheria japonica
中部地方より北の本州にある亜高山帯に自生している日本固有種です。根元近くの針葉樹の幹、また倒木や大きい岩の上に絡まるようにして、よく分枝している個体を自生地では見ることができます。葉は葉身が5〜10mmの楕円形で、全縁ですが縁に茶色い毛が生えています。この毛は葉の裏や茎にも見られます。若い茎は赤褐色で毛が多く、年数が経つと毛がなく樹皮が縦に裂けてきます。6〜7月に長さ2mmほどの小さな白い花を葉腋から咲かせます。先端が4裂する釣鐘状の花弁が1つあり、その外側に4枚の萼、さらにその外側に密着するように2枚の苞があります。8〜9月になると長さ5〜7mmの白い果実が熟します。この白い果実、実は肥大化した萼でこの中に本当の果実である朔果があります。先端を見ると4つに分裂していて元は萼なのが理解できます。この偽果にも短い茶色の毛が生えています。同属のシラタマノキや赤物と同様にこの偽果は食べられますが、その味は、「飲むサロンパス」とも呼ばれているルートビアを薄くした感じです。ちなみに当種は、独立したハリガネカズラ属(Chiogenes)とされていましたが、シラタマノキ属に含められました。[1][2][3][4]
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葉は葉身が5〜10mmの楕円形で、全縁ですが縁に茶色い毛が生えています。
6〜7月に長さ2mmほどの小さな白い花を葉腋から咲かせます。
8〜9月になると長さ5〜7mmの白い果実が熟します。
若い茎は赤褐色で毛が多く、年数が経つと毛がなく樹皮が縦に裂けてきます。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ハリガネカズラ(針金葛) |
| 学名 | Gaultheria japonica (Syn. Gaultheria hispidula var. japonica) (Syn. Chiogenes japonica) (Syn. Chiogenes hispidula var. japonica) (Syn. Chiogenes hispidula subsp. japonica) |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | シラタマノキ属(Gaultheria) |
| 分布 | 日本 |
| 国内 | 本州 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 常緑樹 |
| 樹高 | 小低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 全縁 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |