高山帯のハイマツ林の林縁や礫地に自生しています。
キバナシャクナゲ
Rhododendron aureum
高山帯のハイマツ林の林縁や礫地に自生しています。樹高は10〜30cmで、地面をはって横に広がります。樹皮は灰褐色で節くれ立っています。葉は3〜7cmの楕円形で肉厚があり、無毛で葉脈がくぼんでいます。6〜8月、枝先から複数の花を咲かせます。花冠は5つに分かれる合弁花で、淡く黄色味がかった白い花です。蕾の時期は黄色味がより強くなります。花柄には白色の毛が密生しています。[1][2][3]
幅広い生育地
高山地帯では雪解けの早い風衝地から雪解けの遅い雪田にかけて連続的に植生が変化しています。多くの植物はその中の適した場所に生育していますが、キバナシャクナゲは風衝地にも雪田にも出現します。ただしその開花時期は風衝地が6月からと早いのに対して、雪田の個体は8月に咲くものもあります。高山植物はその分布によりいくつかの要素に類型化されますが、当種はアジア大陸に分布する「アジア要素」にあリます。高山帯に分布するシャクナゲには当種とハクサンシャクナゲがあります。標高の低い方にハクサンシャクナゲが生育しているのですが、気候変動の影響か近年はハクサンシャクナゲの分布域が上昇しているとの話もあり、気になるところです。[4]
Gallery
花冠は5つに分かれる合弁花で、淡く黄色味がかった白い花です。
果実は7〜9月に熟します。
葉は3〜7cmの楕円形で肉厚があり、無毛で葉脈がくぼんでいます。
樹皮は灰褐色で節くれ立っています。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | キバナシャクナゲ(黄花石楠花) |
| 学名 | Rhododendron aureum |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | ツツジ属(Rhododendron) |
| 分布 | 日本、千島、朝鮮半島、北アジア |
| 国内 | 北海道、本州 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 常緑樹 |
| 樹高 | 小低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 全縁 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |