マット状に広がり、分岐した枝が10〜20cmの高さにまで立ち上がります。
ガンコウラン
Empetrum nigrum var. japonicum
中部以北の本州、および北海道の亜高山から高山に自生しており、特に丈の低いハイマツ林の縁によく出現します。釧路や根室地方では平均気温の低さから海岸地帯といった平地でも自生しています。マット状に広がり、分岐した枝が10〜20cmの高さにまで立ち上がります。5〜7月、枝先に花を咲かせます。直径1cmに満たない果実が黒く熟します。葉は長さが4〜7mmで幅が1mm弱ですが、幅方向の両端が丸まっていて中空の部分を形成しています。気孔のある葉の裏側はこの中空側にあり、またその出入口には毛が密生していてるため、蒸散した水分は外部に出にくくなっています。[1][2][3]
食用となる果実
当種の実は食べることができます。私が食べた個体の果実は、食感は梨に近いのですがあまり甘味がありませんでした。この実をジャムや果実酒にするとおいしいそうです。母種のセイヨウガンコウラン(学名:Empetrum nigrum、英名:クロウベリーまたはブラッククロウベリー)は北欧でジャムやジュースにして食されているそうです。これまでガンコウラン科として独立していましたが、分子系統学によってツツジ科に含められました。
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| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ガンコウラン(岩高蘭) |
| 学名 | Empetrum nigrum var. japonicum (Syn. Empetrum sibiricum) (Syn. Empetrum sibiricum) (Syn. Empetrum kurilense) (Syn. Empetrum asiaticum) (Syn. Empetrum albidum) (Syn. Empetrum sibiricum var. japonicum) |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | ガンコウラン属(Empetrum) |
| 分布 | 日本、東北アジア |
| 国内 | 北海道、本州 |
| 用途 | 食用(果実) |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 常緑樹 |
| 樹高 | 小低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生/輪生 |
| 葉縁 | 全縁 |
| 雌雄 | 雌雄異株(単性花) |