樹高は1〜2mほどで、よく枝分かれをしてホウキのように枝を広げます。
ホツツジ
Elliottia paniculata
北海道の南部、本州、四国から九州までの山地に自生してしいる日本固有種です。樹高は1〜2mほどで、よく枝分かれをしてホウキのように枝を広げます。樹皮は暗灰色で縦に裂け目ができます。葉は葉身が2〜7cmの倒卵形や倒角卵形で、幅の最も広い部分が中心よりも先にあり、先端が尖ります。葉の裏の主脈には白い開出毛が目立ちます。8〜9月ごろに白色から淡紅色の花を咲かせます。花冠が3裂してそりかえり、雌しべが長く突き出る特徴的な花です。10〜11月に熟す果実は休球形の朔果です。縦に避ける樹皮が松に似ていることからマツノキハダ、ホウキとして枝を使用していたことからヤマボウキとも呼ばれます。[1][2][3]
グラヤノトキシン類
ツツジ科植物に含まれる有毒成分であるグラヤノトキシン類を全株に含有しているとされています。グラヤノトキシン類には、グラヤノトキシンI、グラヤノトキシンII、グラヤノトキシンIIIなどがあります。これらを摂取すると神経系に作用し、しびれ、めまいや嘔吐、血圧低下などが引き起こされます。1966年の8月下旬、長野県でりんご受粉のために飼育していたミツバチの蜂蜜を摂取した方々が集団食中毒をおこし、頭痛や嘔吐、重症者は失禁といった症状を呈したそうです。その蜂蜜から成分を特定できなかったようですが、開花時期が重なるホツツジが原因であると当時は推定されました。ただし、ホツツジは蜜が少ないためミツバチが集める可能性は低いとも考えられています。ホツツジに含まれている特定された毒性成分として、ロドジャポニンIIIも単離されています。面白いことに、ツキノワグマの食性を調査した結果によると、ある個体でホツツジの果実の採食が確認されたそうです。同属にミヤマホツツジがあるのですが、葉の先端が丸いこと、花柱が大きく上に180度近く曲がるなどホツツジとは異なる特徴があります。[4][5][6][7]
Gallery
葉は葉身が2〜7cmの倒卵形や倒角卵形で、幅の最も広い部分が中心よりも先にあり、先端が尖ります。
8〜9月ごろに白色から淡紅色の花を咲かせます。
10〜11月に熟す果実は休球形の朔果です。
樹皮は暗灰色で縦に裂け目ができます。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ホツツジ(穂躑躅) |
| 別名 | マツノキハダ、ヤマワラ、ヤマボウキ |
| 学名 | Elliottia paniculata (Syn. Tripetaleia paniculata var. latifolia) (Syn. Tripetaleia paniculata var. yakusimensis) (Syn. Tripetaleia paniculata f. latifoliaa) (Syn. Tripetaleia paniculata) |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | ホツツジ属(Elliottia) |
| 分布 | 日本 |
| 国内 | 北海道、本州、四国、九州 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | 低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 全縁 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |