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ナツハゼ
Vaccinium oldhamii

 北海道、本州、四国、九州の山地に自生しています。花崗岩の土地に多く、逆に火山灰やその堆積物が風によって運ばれて堆積した関東ローム層には見られません。樹高は1〜3mほどになり、樹皮は灰褐色で縦に裂けます。葉は長さが3〜8cmで全縁ですが、縁から毛が多く見られます。5〜6月、赤味を帯びた薄黄緑色の釣り鐘状の合弁花を稜のある枝の先に下向きに咲かせます。ブルーベリーに似た黒い実果を8〜10月につけます。実は生でも食べることができますが、酸味もあるためジャムや果実酒にも用いられます。[1][2]

紅葉

 紅葉が綺麗なことや耐寒性も強いこと、また果実を食べることができることから庭木として植えられることも多いです。紅葉といえば秋ですが、ナツハゼは春の新葉も紅葉となり、夏になっても葉の縁などに赤味が残ります。旧暦の夏(4〜6月)にハゼノキのような紅葉が見られることからその名がついたと言われています。

参考文献
  1. 茂木透ら(2008)『樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物(第3版)』山と溪谷社
  2. 林将之(2014)『樹木の葉』山と溪谷社

Gallery

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樹形

北大苫小牧研究林(July 8, 2018)

花崗岩の土地に多く、樹高は1〜3mほどになります。

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北大苫小牧研究林(July 8, 2018)

5〜6月、赤味を帯びた薄黄緑色の釣り鐘状の合弁花を稜のある枝の先に下向きに咲かせます。

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北大苫小牧研究林(May 26, 2018)

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北大苫小牧研究林(June 30, 2018)

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果実

北大植物園(Aug. 31, 2019)

ブルーベリーに似た黒い実果を8〜10月につけます。

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未熟果

アポイ岳(Aug. 19, 2018)

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果実

北大植物園(Aug. 31, 2019)

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北大苫小牧研究林(June 30, 2018)

葉は長さが3〜8cmで全縁ですが、縁から毛が多く見られます。

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アポイ岳(Takenon Aug. 19, 2018)

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樹皮

アポイ岳(Aug. 19, 2018)

樹皮は灰褐色で縦に裂けます。

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春の紅葉

北大苫小牧研究林(May. 26, 2018)

紅葉といえば秋ですが、ナツハゼは春の新葉も紅葉となり、夏になっても葉の縁などに赤味が残っています。

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春の紅葉

北大苫小牧研究林(May. 26, 2018)

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秋の紅葉

北大苫小牧研究林(Oct. 13, 2018)

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秋の紅葉

北大苫小牧研究林(Oct. 13, 2018)

Property
分 類
和名 ナツハゼ(夏櫨)
学名 Vaccinium oldhamii
ツツジ目(Ericales)
ツツジ科(Ericaceae)
スノキ属(Vaccinium)
分布 日本、朝鮮半島、中国
国内 北海道、本州、四国、九州
用途 食用(果実)
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 互生
葉縁 全縁
雌雄 雌雄同株(両性花)
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