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コメバツガザクラ
Arcterica nana

 中部以北の本州、および北海道の亜高山から高山の岩場や礫地に自生しています。また鳥取県の大山、鳥取県と兵庫県の境にある氷ノ山に隔離分布しています。分枝して横に広がります。3枚で輪生する葉は楕円形で厚みがあり裏側に少し巻きます。6〜8月、長さ4〜5mmの壷状の小さな白い花を咲かせます。花冠の先は5裂して突き出ます。花は下向きに咲きますが、蒴果の果実は上向きになり、突き出るようにして花柱が残ります。[1][2]

風衝地群落

 コメバツガザクラは風衝地に生育します。木々のない北海道の樽前山には、尾根や斜面に群落を形成しているのをよく見ることができます。日本を含むアジアに偏った分布域から当種はアジア要素の高山植物とされています。コケモモやシラタマノキも同じ樽前山の高山植物ですが、コケモモは北極海周辺に分布する周北極要素、シラタマノキはアジアと北米に分布するアジア・北米要素と、コメバツガザクラと異なるのは興味深いことです。[3]

参考文献
  1. 清水建美(2002)『高山に咲く花』山と溪谷社
  2. 梅沢俊(2009)『北海道の高山植物(新版)』北海道新聞社
  3. 増沢武弘(2009)『高山植物学』共立出版

Gallery

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樹形

樽前山(May 24, 2020)

中部以北の本州、および北海道の亜高山から高山の岩場や礫地に自生しています。

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樽前山(May 24, 2020)

3枚で輪生する葉は楕円形で厚みがあり裏側に少し巻きます。

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樽前山(May 24, 2020)

6〜8月、長さ4〜5mmの壷状の小さな白い花を咲かせます。

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果実

大雪山系赤岳(Sep. 2, 2018)

花は下向きに咲きますが、蒴果の果実は上向きになり、突き出るようにして花柱が残ります。

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匍匐する枝

樽前山(May 24, 2020)

Property
分 類
和名 コメバツガザクラ(米葉栂桜)
学名 Arcterica nana
(Syn. Pieris nana)
ツツジ目(Ericales)
ツツジ科(Ericaceae)
コメバツガザクラ属(Arcterica)
分布 日本、東北アジア
国内 北海道、本州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 常緑樹
樹高 小低木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 輪生
葉縁 全縁
雌雄 雌雄同株(両性花)
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