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メグスリノキ
Acer maximowiczianum

 日本の固有種で、東北地方南部から九州までの山地の谷間や傾斜地といったやや湿ったところに生えています。高さは10〜15mにまでなります。葉は三出複葉で3枚の小葉が1つのセットになっています。小葉は長さ5〜12cmの楕円形で、左右2枚の小葉は左右非相称となっていて特に基部が片側だけ膨らんでいるのが特徴です。鋸歯は波形で鋭くなく、葉柄は毛が密生しています。秋にはきれいに紅葉します。5月ごろに葉が展開するのと同時に黄色い小さい花を咲かせます。8〜10月に熟す果実は翼果です。樹皮は灰褐色で皮目が目立ちます。[1][2][3][4][5]

眼病の薬

 学名(シノニム)には「日光」が入っています。これは幕末の時代に来日したロシアの植物学者マキシモヴィッチが、栃木県の日光でメグスリノキを採取したことから命名されました。

 名の由来は樹皮や葉を煎じた汁を眼病の薬として用いたためと言われています。実際に薬効があることがわかっており、現代でも眼病に効く民間薬として売られています。

参考文献
  1. 林将之(2004)『葉で見分ける樹木』小学館
  2. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社
  3. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  4. 加藤雅啓ら(2011)『日本の固有植物』東海大学出版会
  5. 東京大学大学院理学系研究科付属植物園社会教育企画専門委員会(1992)『日光のカエデ』小石川植物園後援会

Gallery

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樹形

筑波実験植物園(Sep. 19, 2010)

日本の固有種で、東北地方南部から九州までの山地の谷間や傾斜地といったやや湿ったところに生えています。

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樹形(紅葉時)

日光植物園(Nov. 12, 2011)

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若葉

日光植物園(Apr. 30, 2011)

葉は三出複葉で3枚の小葉が1つのセットになっています。

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筑波実験植物園(Sep. 19, 2010)

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筑波実験植物園(Sep. 19, 2010)

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葉(紅葉)

日光植物園(Nov. 12, 2011)

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筑波実験植物園(Sep. 19, 2010)

葉柄は毛が密生しています。

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樹皮

筑波実験植物園(Sep. 19, 2010)

樹皮は灰褐色で皮目が目立ちます。

Property
分 類
和名 メグスリノキ(目薬の木)
別名 チョウジャノキ
学名 Acer maximowiczianum
(Syn. Acer nikoense)
ムクロジ目(Sapindales)
ムクロジ科(Sapindaceae)
カエデ属(Acer)
分布 日本
国内 本州、四国、九州
用途 建築材、器具材、眼病薬(樹皮、葉、枝)
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 高木
葉形 三出複葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄異株(単性花)
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