国内では北海道および東北地方の亜高山から高山の尾根や斜面に自生しています。
ウコンウツギ
Macrodiervilla middendorffiana
国内では北海道および東北地方の亜高山から高山の尾根や斜面に自生しています。樹高は高いもので2mほどになります。葉は長さ4~11cmの楕円形か長楕円形で、鋸歯があり、先端は尖ります。花冠が3~4cmの黄色い花が6〜7月に咲きます。下側裂片の中央に黄色から橙色の網点が付きます。種子は両端に翼があります。樹皮は灰褐色で縦に裂けます。[1][2][3]
ウコンウツギはその花の形から口吻の長いハナバチに適していると考えられます。そのため、口吻の短いハナアブよりもハナバチが訪花することが多いようです。
分子系統学
スイカズラ科となっていますが、APGⅢではタニウツギ科(Diervillaceae)とすることも認められています。タニウツギ科には、アメリカタニウツギ属(Diervilla)とタニウツギ属(Weigela)が含まれます。リボソームDNAの分析によりタニウツギ属の中からウコンウツギ属(Macrodiervilla)とキバナウツギ属(Weigelasfrum)を分離する事もできるとの報告があります。ここではウコンウツギ属としました。タニウツギ科を4つに分類する見方は、奇しくも東京大学の中井猛之進教授が1936年に報告した分類です。それまではアメリカタニウツギ属とタニウツギ属の2つに分類されていました。小石川植物園の4代目園長でも合った中井猛之進教授は上高地でケショウヤナギを初めて発見した方でもあります。[4]
Gallery
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ウコンウツギ(欝金空木) |
| 学名 | Macrodiervilla middendorffiana (Syn. Weigela middendorffiana) (Syn. Diervilla middendorffiana) |
| 目 | マツムシソウ目(Dipsacales) |
| 科 | スイカズラ科(Caprifoliaceae) |
| 属 | ウコンウツギ属(Macrodiervilla) |
| 分布 | 日本、サハリン、オホーツク、アムール |
| 国内 | 北海道、本州 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | 低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 対生 |
| 葉縁 | 鋸歯 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |