マツムシソウ目 chevron_right ガマズミ科 chevron_right ガマズミ属 chevron_right ケナシヤブデマリ
ケナシヤブデマリ
Viburnum plicatum var. plicatum f. glabrum

 東北から北陸までの日本海側の谷筋など湿った林内に自生している日本固有種です。母種であるヤブデマリは、本州の太平洋側から四国と九州、また朝鮮半島から中国に分布しています。ケナシヤブデマリは日本海要素の1つとされていて、母種との違いは花序や若い枝、葉の毛が少ないことと、葉が大きめで幅広いという違いがあります。当種の別名が「ヒロハヤブデマリ」であるのはその所以です。葉身が8〜15cmある楕円形から円形の葉には鈍い鋸歯があり、表面が窪み、裏面では突出した側脈が目立ちます。5〜6月、散房花序にて白く小さい花を多数咲かせますが、花序の周りには大きい装飾花が配置されています。面白いのは装飾花の花弁5枚のうち、1枚だけが小さくなっていることです。最初は緑色だった果実は赤く、最終的に黒色へと変化します。[1][2]

参考文献
  1. 茂木透ら(2008)『樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物(第3版)』山と溪谷社
  2. 林将之(2014)『樹木の葉』山と溪谷社

Gallery

樹形
zoom_in

樹形

山形県早坂山(May 24, 2025)

樹形
zoom_in

樹形

山形県早坂山(May 25, 2025)

冬芽
zoom_in

冬芽

山形市野草園(Apr. 9, 2022)

波の展開と蕾
zoom_in

波の展開と蕾

山形市野草園(May 8, 2021)

花
zoom_in

山形県早坂山(May 24, 2025)

未熟果
zoom_in

未熟果

山形市野草園(June 26, 2021)

果実
zoom_in

果実

山形市野草園(July 23, 2021)

Property
分 類
和名 ケナシヤブデマリ(毛無藪手毬)
別名 ヒロハヤブデマリ
学名 Viburnum plicatum var. plicatum f. glabrum
(Syn. Viburnum plicatum var. glabrum)
(Syn, Viburnum plicatum subsp. glabrum)
マツムシソウ目(Dipsacales)
ガマズミ科(Viburnaceae)
ガマズミ属(Viburnum)
分布 日本
国内 本州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木/小高木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
Search
Family