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ニシキギ
Euonymus alatus

 雑木林といった落葉樹林内に生え、根元から枝分かれしやすく樹高は1〜3mほどになります。樹皮は灰褐色です。特徴的なのは枝に薄い板状の褐色の翼があることです。これがあるだけでニシキギと分かります。ただし、自生しているものはそれほど翼が発達していません。植栽されているものは翼が発達しているものを増殖させたものが多いそうです。板状の翼が無い種もあり、これはコマユミと呼ばれています。葉は長さが2〜7cmの倒卵形で、先が尖ります。5〜6月に淡い緑色の小さな花を多数咲かせます。果実は10〜11月に熟すと裂開し、1、2個のオレンジ色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。[1][2][3]

名は錦から

 紅葉の時期になると葉は深い赤色を帯び、オレンジ色の仮種皮と相まって美しく、古くから庭木にされてきました。ニシキギの名は紅葉が錦(色糸で織られた絹織物)のように美しいことから付けられたと言われています。果実や種子は有毒で、誤って食べると腹痛や嘔吐、運動麻痺を起こすこともあるようです。果汁はシラミ退治に使われていたようで、ニシキギをシラミコロシと呼ぶ地域もあるようです。[4][5]

参考文献
  1. 林将之(2004)『葉で見わける樹木』小学館
  2. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社
  3. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  4. 野口英昭(1995)『静岡県樹木名方言』朝日新聞社
  5. 佐竹元吉ら(2012)『日本の有毒植物』学研教育出版

Gallery

樹形
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樹形

北の丸公園(May 10, 2011)

雑木林といった落葉樹林内に生え、根元から枝分かれしやすく樹高は1〜3mほどになります。

花
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北の丸公園(May 10, 2011)

5〜6月に淡い緑色の小さな花を多数咲かせます。

果実
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果実

日光植物園(Nov. 12, 2011)

果実は10〜11月に熟すと裂開し、1、2個のオレンジ色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。

紅葉
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紅葉

日光植物園(Nov. 12, 2011)

葉は長さが2〜7cmの倒卵形で、先が尖ります。

翼
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日光植物園(Nov. 12, 2011)

特徴的なのは枝に薄い板状の褐色の翼があることです。

Property
分 類
和名 ニシキギ(錦木)
学名 Euonymus alatus
ニシキギ目(Celastrales)
ニシキギ科(Celastraceae)
ニシキギ属(Euonymus)
分布 日本、朝鮮半島、中国、サハリン、ウスリー
国内 北海道、本州、四国、九州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
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