ミズキ目 chevron_right アジサイ科 chevron_right アジサイ属 chevron_right エゾアジサイ
エゾアジサイ
Hydrangea serrata var. megacarpa

 主に北海道の西側、本州の日本海側を中心に分布している日本固有種です。山地の林内の暗く湿った土地に生えています。根より複数の褐色の幹を立ち上げ、高さ1mほどになります。葉は長さ10〜17cmの幅が広い楕円形で先端が尖り、葉縁には深めの鋸歯があります。その大きさは同属の中で最も大きいです。表面に光沢はありません。6~8月に直径10〜17cmの散房花序の小さい花が咲きます。花序の周囲に萼が発達した淡青色から青紫色の直径2cmほどの装飾花が付きます。果実は長さ5mmの卵形で、9〜10月に熟します。[1][2][3]

 近似種のヤマアジサイは西日本に、同じくガクアジサイは南関東に分布しています。当種の分布域は多雪地帯に分布しており、ほぼこの3種が分布域を分け合っている形になっています。

参考文献
  1. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社
  2. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  3. 加藤雅啓ら(2011)『日本の固有植物』東海大学出版会

Gallery

zoom_in

樹形

北邦野草園(July 22, 2012)

主に北海道の西側、本州の日本海側を中心に分布している日本固有種です。

zoom_in

北邦野草園(July 22, 2012)

花序の周囲に萼が発達した淡青色から青紫色の直径2cmほどの装飾花が付きます。

zoom_in

北邦野草園(July 22, 2012)

zoom_in

果実

北邦野草園(Oct. 8, 2012)

果実は長さ5mmの卵形で、9〜10月に熟します。

zoom_in

北邦野草園(July 1, 2012)

葉は長さ10〜17cmの幅が広い楕円形で先端が尖り、葉縁には深めの鋸歯があります。

zoom_in

樹皮

北邦野草園(July 1, 2012)

Property
分 類
和名 エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
別名 ムツアジサイ
学名 Hydrangea serrata var. megacarpa
(Syn. Hydrangea serrata var. yesoensis)
ミズキ目(Cornales)
アジサイ科(Hydrangeaceae)
アジサイ属(Hydrangea)
分布 日本
国内 北海道、本州、九州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
Search
Family