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マンサク
Hamamelis japonica

 日本固有種で東北地方(太平洋側)から九州まで、乾燥した山地の尾根や林内に生えています。株立ちになって樹高は2〜5mほど、樹皮は灰色です。葉の長さは5〜10cmで菱形から楕円形まで、左右不相称で波形の鋸歯があります。葉が展開する前の2〜4月に花を咲かせます。長さ約2cmの細長い冊状の黄色い花弁が十字状に4枚つき、その後ろに花弁と花弁の間に入るように暗紫色の萼片が4枚あります。短毛が表面に生える果実は10〜11月に褐色に熟します。[1][2][3][4]

名の由来

 他の草木に先駆けて早春に黄色い花を散りばめて咲かせるマンサクは、「まず咲く」からその名が付けられたとも、また花の多さから「満咲く」から名付けられたとも言われています。本種の材は緻密で強靭でありながら曲げやすいため、雪の上を深く沈まずに歩くために用いられた輪かんじきに用いられたそうです。また、その枝は茅葺きの屋根の枠組み同士を結ぶための結束「ネソ」に用いられています。[5]

参考文献
  1. 林将之(2004)『葉で見わける樹木』小学館
  2. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社
  3. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  4. 加藤雅啓ら(2011)『日本の固有植物』東海大学出版会
  5. 伊東隆夫ら(2011)『日本有用樹木誌』海青社

Gallery

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樹形

小石川植物園(May 4, 2011)

日本固有種で東北地方(太平洋側)から九州まで、乾燥した山地の尾根や林内に生えています。

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小石川植物園(Feb. 20, 2011)

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樹形(開花時)

北大苫小牧研究林(Apr. 8, 2018)

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冬芽

小石川植物園(Jan. 7, 2012)

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小石川植物園(Mar. 5, 2011)

長さ約2cmの細長い冊状の黄色い花弁が十字状に4枚つき、その後ろに花弁と花弁の間に入るように暗紫色の萼片が4枚あります。

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小石川植物園(May 4, 2011)

葉の長さは5〜10cmで菱形から楕円形まで、左右不相称で波形の鋸歯があります。

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小石川植物園(May 4, 2011)

Property
分 類
和名 マンサク(満作)
学名 Hamamelis japonica
ユキノシタ目(Saxifragales)
マンサク科(Hamamelidaceae)
マンサク属(Hamamelis)
分布 日本
国内 本州、四国、九州
用途 器具材
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木/小高木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 互生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
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