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ハシドイ
Syringa reticulata

 北海道から九州までの林内、特に湿気の多いところに生えています。樹高は6〜7mほどになり、樹皮は灰白色で皮目が横に伸びているため、桜によく似ています。葉の長さは6〜10cm、形は卵形で先端が尖ります。6〜7月、1つの枝に多数の小さい白い花を咲かせます。[1][2]

 同じハシドイ属でヨーロッパ原産のライラックはムラサキハシドイとも呼ばれ、札幌では街路樹として植えられています。ライラックはその香りから有名ですが、それほどではないもののハシドイも香りがします。ライラックは札幌市の木ですが、ハシドイは釧路市の木の1つです。ハシドイの名の由来は、木の枝の先端に白い花がたくさん集まって咲くという意味の「はしつどい」からハシドイになったのではとも言われています。[3]

 材はろくろ細工によく用いられたようです。またアイヌは材が腐りにくい性質を利用して家屋などの要部に用いたようです。生木はよく燃えるため最初にくべる薪として重宝されたそうですが、燃やすとよく跳ねるため注意する必要があったとも。[4]

参考文献
  1. 茂木透ら(2008)『樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物(第3版)』山と溪谷社
  2. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  3. 深津正(1993)『木の名の由来』東京書籍
  4. 諸戸北郎(1903)『大日本有用樹木効用編』嵩山房

Gallery

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樹形

軽井沢町植物園(Aug. 17, 2011)

北海道から九州までの林内、特に湿気の多いところに生えています。

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小石川植物園(June 10, 2011)

6〜7月、1つの枝に多数の小さい白い花を咲かせます。

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小石川植物園(June 10, 2011)

葉の長さは6〜10cm、形は卵形で先端が尖ります。

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樹皮

小石川植物園(June 10, 2011)

樹皮は灰白色で皮目が横に伸びているため、桜によく似ています。

Property
分 類
和名 ハシドイ
学名 Syringa reticulata
シソ目(Lamiales)
モクセイ科(Oleaceae)
ハシドイ属(Syringa)
分布 日本、朝鮮半島
国内 北海道、本州、四国、九州
用途 小細工材、薪炭材
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 小高木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 全縁
雌雄 雌雄同株(両性花)
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