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ミツバウツギ
Staphylea bumalda

 北海道から沖縄まで、日当りの良い沢沿いに生えています。株立ちして高さは2〜5mほどになります。葉は3枚の小葉からなる三出複葉です。それぞれの小葉は長さ3〜16cmの菱形で先端が細く尖り、ほぼ全体的に細い鋸歯があります。4~6月に7〜8mmの小さい白色の花が群がって咲きます。樹皮は灰褐色で割れによる筋が縦に入ります。褐色の枝は直線的で堅いため、お箸や、木釘、魚を焼く時の串に使われていたようです。[1][2][3]

糧飯

 静岡県ではコメゴメ(米粒)、コゴメノキなどと呼ばれており、米粒のような数多くの白いつぼみがつくことからその名が付けられたようです。[4] お米が貴重だったためこの若葉をご飯に混ぜ込んで量を増す「糧飯(かてめし: 今風でいうと栗ご飯やグリーンピースご飯)」に用いられていました。現代でも、開花前の若芽を茹でて和え物にしたり、おひたしや油いため、天ぷらにと、山菜として色々な料理に使われています。ウツギのように枝が中空で、三出複葉であることから、その名が付いたと言われています。

参考文献
  1. 林将之(2004)『葉で見わける樹木』小学館
  2. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社
  3. 上原敬二(1959)『植物大図説』有明書房
  4. 野口英昭(1995)『静岡県樹木名方言』朝日新聞社

Gallery

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樹形

小石川植物園(Apr. 29, 2011)

北海道から沖縄まで、日当りの良い沢沿いに生えています。

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小石川植物園(Apr. 29, 2011)

4~6月に7〜8mmの小さい白色の花が群がって咲きます。

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果実

小石川植物園(June 26, 2011)

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果実

小石川植物園(Nov. 3, 2011)

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小石川植物園(June 26, 2011)

葉は3枚の小葉からなる三出複葉です。

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小石川植物園(June 26, 2011)

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樹皮

小石川植物園(Apr. 29, 2011)

樹皮は灰褐色で割れによる筋が縦に入ります。

Property
分 類
和名 ミツバウツギ(三葉空木)
学名 Staphylea bumalda
クロッソソマ目(Crossosomatales)
ミツバウツギ科(Staphyleaceae)
ミツバウツギ属(Staphylea)
分布 日本、朝鮮半島、中国
国内 北海道、本州、四国、九州、沖縄
用途 食用(若葉)
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 三出複葉(不分裂)
葉序 対生
葉縁 鋸歯
雌雄 雌雄同株(両性花)
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