北海道から四国までの山野に生えています。つる性で他の樹木に巻きひげで絡みついて成長します。
ヤマブドウ
Vitis coignetiae
北海道から四国までの山野に生えています。つる性で他の樹木に巻きひげで絡みついて成長します。樹皮は濃褐色で節ができ、縦に裂けてはがれます。葉は長さ10〜30cm。五角状心円形で、浅く3裂します。秋の紅葉はきれいです。また、浅くも鋭い鋸歯があります。6〜7月に花を咲かせます。栽培種のブドウと違い、ヤマブドウは雌雄異株で雄株と雌株があります。10月には直径10mm程度の果実が黒紫色に熟します。酸味が強く甘い果実です。[1]
古くから果実は食用とされてきましたが、地域振興を目的としてワインやジュースなどに利用される例が近年では増えています。そのためもあってヤマブドウを商用として栽培するための研究が進んでいます。それによれば、受粉は風媒でなくハナアブやハナパチなどによる虫媒であること。また、8m以内の近距離に雄株が存在する必要があるそうです。[2]
ブドウスカシバ
渓流釣りの餌としてブドウ虫は有名ですが、これは「ブドウスカシバ」と呼ばれる蛾の幼虫です。ブドウの茎の中に虫えいを作り、茎は通常の1.2〜1.5倍に肥大化します。4月から6月に羽化しますが、その姿は蛾というよりも蜂に似ています。食害を受けた虫えいの先は次第に変色して枯れてしまい、ブドウ栽培において最も問題となる害虫の1つです。ヤマブドウも寄生されますが、この虫えいを「ブドウツルフクレフシ」と呼びます。[3]
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Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ヤマブドウ(山葡萄) |
| 学名 | Vitis coignetiae |
| 目 | ブドウ目(Vitales) |
| 科 | ブドウ科(Vitaceae) |
| 属 | ブドウ属(Vitis) |
| 分布 | 日本、南千島、サハリン、ウスリー、アムール |
| 国内 | 北海道、本州、四国 |
| 用途 | 食用(果実) |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | つる性 |
| 葉形 | 単葉(分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 鋸歯 |
| 雌雄 | 雌雄異種(単性花) |