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アキグミ
Elaeagnus umbellata

 北海道から九州まで陽当たりの良い川岸や原野などに生えています。樹高は2〜3mと低く、樹皮は灰黒色で若い頃はありませんが、縦に裂けます。本年枝には銀白色の鱗状毛に覆われています。葉は長さが4〜8cmの楕円形から長楕円形で先端が尖ります。葉の表には銀白色の鱗状毛がありますが果実が熟すころには脱落します。裏は鱗状毛に覆われているためビロードをまとった銀色に見えます。[1][2]

果実酒向き

 ラッパ状の小さい白い花が密生して4〜6月に咲き、甘い香りが漂います。1cm弱の丸い果実がたわわに実り9〜11月に赤く熟します。果実にも鱗状毛があります。弱い酸味があり生食もできますが、個体によっては渋みが強いものもあり、その渋みが長く舌に残ります。果実酒にされることも多いようです。同属はマメ科と同じように根粒菌によって空気中の窒素を土中に固定化する肥料木であり、荒れ地でも活着して生育も速く、枝が横に伸びるため地表の被覆効果もあり、法面などの緑化植物して利用されることが多いです。

参考文献
  1. 林将之(2004)『葉で見分ける樹木』小学館
  2. 茂木透ら(2009)『樹に咲く花―離弁花(2)(第2版)』山と溪谷社

Gallery

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樹形

筑波実験植物園(May 8, 2010)

北海道から九州まで陽当たりの良い川岸や原野などに生えています。

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筑波実験植物園(May 8, 2010)

ラッパ状の小さい白い花が密生して4〜6月に咲き、甘い香りが漂います。

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果実

勇払(Oct. 20, 2013)

果実にも鱗状毛があります。

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葉の裏

葉の裏は鱗状毛に覆われているためビロードをまとった銀色に見えます。

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樹皮

勇払(Oct. 20, 2013)

樹皮は灰黒色です。老木は縦に裂けます。

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老木の樹皮

筑波実験植物園(May 8, 2010)

Property
分 類
和名 アキグミ(秋茱萸)
学名 Elaeagnus umbellata
バラ目(Rosales)
グミ科(Elaeagnaceae)
グミ属(Elaeagnus)
分布 日本、朝鮮半島、中国、ヒマラヤ
国内 北海道、本州、四国、九州
用途
特 徴
針広 広葉樹
常落 落葉樹
樹高 低木
葉形 単葉(不分裂)
葉序 互生
葉縁 全縁
雌雄 雌雄同株(両性花)
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